

大学受験数学に関していえば、暗記しなければいけない問題はせいぜい二〇〇〇問である。二〇〇〇問などというと膨大な量と考えるのは、それを一つひとつ解くなんてことを考える人だろう。この問題パターンを覚えるうえでオーソドックスな解答でよくできているのは、青チャートだと思う。青チャートというのは、数研出版の『チャート式基礎からの数学』という本で、表紙の青いヤツのことである。さて、この青チャートを始めからコツコツ解いていると、かなり時間がかかるはずだ。数学全範囲で二〇〇〇問として、一問三十分かかると一千時間かかるわけだ。そして、一回解いたぐらいだと、ほかのを解いているうちに忘れてくるものも出てくるだろう。これを解答を覚えようとすれば、一問五分で読んで、五分で覚えるにしても、三百三十三時間かかるにすぎない。そして同じ一千時間使うにしても、一問について三回読める計算になるわけで、完璧に仕上げるにはどちらがトクかは一目瞭然だろう。何度もいうように、勉強は何時間するかではなく、どれだけの量をこなすかなのである。そのうえで時間の制約を考えると、いかに早くこなすかを考えなくてはいけない。だからこそ、数学では解答をまず読むことが王道なのである。解答を見るのは邪道だと考えるのは、答えを丸写しするだけの小学生が相手のときなのだ。この点は親御さんもわかってほしい。
いざ入会する予備校を選んだら、まずやらなくてはならないことは、予備校の責任者である予備校長(分教室なら教室の百任者である室長)に、子どもの様子をきちんと話しておくことです。今までの生い立ちや、学校などでの様子、家庭での様子を簡潔に話しておきましょう。特に学校の教師に指摘されたこととか、我が気がついていることでいい点、悪い点を正直に伝えておくことが大切です。子どもの性格がよくわかっていると、予備校側としては指導するときに大変参考になり、良心的な予備校ならその子の個性を充分引き出すように導いてくれることでしょう。かなり突っ込んだことを予備校側に話すのは多少ためらいもあるかもしれませんが、授業中のトラブルも少なくなりますし、予備校での面談でよいアドバイスを受けられる可能性もあります。
高二の時期を無難に乗り切る生徒は、まず高三になっても成績は上位のままでいることができ、受験にも成功します。高二の時期に、きちんとした生活習慣をつけ、勉強に力を入れることのできる生徒は、知らないうちに受験勉強をやっていることにもなるのです。このように高二は大切な時期なので、いかに成績を伸ばすかを個別指導塾側は考えているはずです。この時刻に成績が伸びなかったり、スランプに陥った場合、個別指導塾に通っているならぜひ個別指導塾を利用して、いろいろと相談するのが得な方法です。学習する習慣をつけることが大切次に成績が伸びない原因の一つである「学習方法のまずさ」を取り上げてみましょう。「学習方法のまずさ」というのは学習方法がわからない場合と、学習する習慣がついていない場合とがあります。学習する習慣というのは、本人の強い意志と規則正しい生活習慣で決まりますから、これは小さいころからのしつけが強く影響してきます。厳しく、しかも愛情をたっぷり受け取って育ってきた子どもはおのずと規則正しい習慣がついており、学習する習慣もついていますから、個別指導塾に入ればいっそう成績が伸びるものです。このような高校生は学校や個別指導塾の先生の話をよく聞きますから、学習方法もよくわかっています。